酒場と酔っ払いの会話

このところ、どちらが制作に有効となるのか考えていることがあります
いつも行くお店で酔っ払い達の人間模様を深く追求することが得策なのか
それとも時間を見つけては馴染みのない街へ行き、地域に根差したお店で特色を掴んで材料にするほうが良いものか
どちらも一長一短ですし、どちらもやっていったほうがいいのですが時間と懐具合の兼ね合いもありますから。。
そんなことを考えながら気が付くと、いつものお店で2杯目を頼んでいたりします

@宵の始まり
私の酔い具合はスロースターターなものですから2軒目くらいからが本調子で口の滑りも良くなってきます
もっとも素面だとまるで面白くないから早く酔えとまわりから言われもします

@繰り返される日々
口も滑らかになるとお店の人や隣席、常連同士との会話が弾み時間があっという間に過ぎていきます
酒場と記憶
でも記述しましたが酔っ払いの記憶というのはあやふやなもので、酔っ払い達は同じ話しを何度もします
きっと体験したことがある方も多いかと思います

@夜の会議
それでも聞き手も酔っ払いです、聞き手の酔っ払いも当然記憶があやふやです
つまりその会話は以前に(何度となく)されていても当事者同士は(まるで)初めての会話として成立していくのです
「いやぁ、今日はいいこと聞いちゃったな」「オレまたひとつ賢くなっちゃったよ」、こんなセリフを言っても明日には無かったことになっています

だからこそ酔っ払い同士の会話はいつも新鮮さと驚きに富んでいるのです
酒場では水戸黄門のように毎度決まり切ったパターンの会話が繰り広げられていますから、仮に視聴者がいたら退屈に感じるかもしれません
でも当事者達にとっては常に台本のない新鮮なドラマなのです

 

 

ただ、さすがの酔っ払い達もあまりに周期の短い会話には手厳しいようでこんなセリフもよく聞きます
「Aちゃん、それ3分前に話したでしょ。2回目だから気を付けて!」