美術館とは?各展示スペースの違い

アート鑑賞の身近な場、美術館
そもそも美術館の役割をご存知でしょうか

【美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示し、またそれらの文化に関する教育・普及・研究を行なう施設である】Wikipediaより引用
なるほど、ではギャラリーとは 画廊とは、、

これらはなんとなくは認識しているけれど、その違いを明言できるかとなるとちょっと心細いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか
私は明言できる自信があったものの、ブログを書くにあたり下調べして一番ひっかかったポイントはロンドンやワシントンにあるナショナルギャラリーの存在
これまで美術館という認識でいましたが、改めて何故ギャラリーという名がついているのか疑問を持ちました

ギャラリーといえば入場無料でアート作品を展示・販売する場と捉えていました
美術館はコレクション・保存の役割を担っていますから(施設維持のため作品の売却することもあります)、ここが大きく違うはずでした
ロンドンのナショナルギャラリーでは特別な企画展示をのぞいて入館は無料
ただし、維持管理費用の一部を寄付でまかなうため、寄付を募る箱が数カ所に設けられているとのこと

他にもギャラリーと名のつく所はは基本入場無料のようです、もちろん例外はあって東京オペラシティアートギャラリーは有料であったりします

上記したギャラリーは公的な施設についてで、民間のギャラリーは展示を目的としたスペース
今度はギャラリーと画廊の違いにについて

一見すると、英語か日本語の違いだけではないのか?と思われるかもしれませんが違いはあります
Ouchi GalleryオーナーArisaさんのブログ「学校では教えてくれないアーティストのなり方」 (番外編/画廊とギャラリーの違い)にわかりやすい説明があったので引用します

 

引用文【まず、「画廊」は読んで字のごとく基本的には「絵画」をベースに扱っており、アート作品の「販売」を目的にしています。
画廊にはアートコレクターとの繋がりがあるので、画廊が持っている顧客さんを中心にアート作品の販売をしているはずです。

ギャラリーは「展示」を目的にしています。
その結果として「販売」や「アーティストのプロモーション」なども含まれますが作品を販売しないインスタレーションアーティストやビジュアルアーティストの場合はギャラリーで展示をすることでプレスへの発表のチャンスを得ることになりエキシビジョンが記事になることがあります。
新聞や雑誌でアーティストを世に紹介することでそのアーティストの作品価値は高まります。】

 

似たように思える二つの存在も、目的や扱う作品が違うのがおわかりいただけたかと思います
私の場合、作品は絵なのでギャラリーでも画廊でも展示の機会がありますがインスタレーションの場合は環境が整う美術館やギャラリーでの展示になります
もっと大掛かりになれば、美術館でもギャラリーでもないオルタナティブスペースとなる場合もあります

オルタナティブスペースとは、美術館・ギャラリー・画廊以外のこれまでアート展示のために使われたことのなかった場所を指します
例えば野外であったり商業施設、工場跡等かなり広範囲になります

時代が進むにつれアート作品の範囲も広がり、そのためのスペースも多岐にわたるようになりました
最近では島ごと展示スペースにした直島越後妻有が有名ですが、日本各地で地域活性にとあらゆるアートイベントが開催されています
ご旅行がてらこのような所を巡るのも楽しいでしょうね

と、今回は展示スペースについて説明しましたがそれぞれ例外はありますので大まかに違いを捉えていただければ幸いです
時代と供に作品も展示スペースも多様化し常に情報は更新されています
美術館だけでなく、色々な場所へ足を運ぶのも新たな刺激になって楽しめるのではないでしょうか