神田須田町、大衆酒場 呑み処 AJiRO(あじろう)にて個展をします
北井企画さんによる企画です
個展ステイトメントに記載している
〝街は新陳代謝のごとくみるみる景色を変えてゆく〟
新作のテーマにしています
新宿のよく行くバーの店主に話を伺ったところ、その店のある区画は再開発エリアに指定され、数年後には区画自体がまるで別の景色に変わるとのことでした
場所は新宿紀伊國屋と伊勢丹の間にあるエリアです

このエリアには人通りはそこまで多くない細い路地があります
いくつものが飲食店があるので、食事に散策、人混みを避ける抜け道としても魅力的で、話を伺ったバーもこのエリアにあります
とん丼(カツカレー)で有名な王ろじがあるエリアというとわかる方も多いかと思います
僕はこの路地が好きで用も無いのに歩くことがあるほどです
それが無くなると聞いて居ても立っても居られなくなって、個展が決まるよりだいぶ前から描き始めていました
街の記録としては写真に収めれば十分ですが、画家としてはやはり絵画として収めたくなりました
この路地を描いていて気付かされたのは、僕がこれまで描いてきた酒場の光景は時間が経てば無くなるもので、記録には残らないものでした
しかし、記憶には朧げながら残るもので、それは街の景色も酒場の景色も変わらない確かに残る痕跡です
秋の夜長に酒場の展示空間で一杯ひっかけながら、記録ではない記憶との橋渡しになるご鑑賞をご堪能くださいませ
古屋正成










